回避依存症・恋愛依存症カウンセラーのしれのです。
世の中には恋愛依存症の間違った治し方が広まっています。
間違った方法では、当然治るものも治らなくなりますので、恋愛依存症の間違った治し方をお伝えしてから、根本的に治す方法をお伝えします。
目次
間違った方法① 自分に好きになる(自信を持つ)
「恋愛依存症を治したいなら自分を好きになることです」
「自信を持つことです」と多くの人が言います。
専門家ですら言います。
確かに、恋愛依存症の人に共通していることは自己否定感があることです。
間違いではないのですが、何もわかっていません。
自分のことを好きになりましょうと言われて、なれないから恋愛依存症なのです。
自分に自信を持ちましょうと言われて、自信を持てないから恋愛依存症なのです。
それで苦しんでいるから、恋愛に依存してしまうのです。
挙句の果てに、そう言われて「好きになれない自分はダメなんだ・・・」と自己否定感を増長させます。
最終的には、自分を肯定することは必要ですが、その前にやることがあります。
あることをしてから、最終的に自分を肯定していく手順に持っていくのです。(記事後半で説明します)
今すぐ自分を好きになろうとすることは止めましょう。
繊細な部分ですが、ここを理解しましょう。
最終的にそうなることは必要だが、それは後の話。
手順が違うので、今すぐ好きになろうとすると必ず失敗する。
間違った方法② 仕事や趣味など他のことに夢中になる
「仕事や趣味に夢中になりましょう」もよく耳にする言葉です。
恋愛ばかりにエネルギーを注いでいるので、他のことに集中することで分散するという考えです。
一時的な失恋であったり、非常に軽い恋愛依存状態であれば、これで軽減されます。
もちろん悪いことではありませんし、時間を持て余すと考えすぎてしまうので、仕事や趣味の時間はあったほうがいいでしょう。
しかし、恋愛依存症を根本から治す方法ではありません。
ある程度の症状が重い方にとっては、ただのシノギです。
一時的に問題から目をそらして現実逃避しているだけに過ぎません。
もちろん、根本的な問題は何も解決していませんので、短期間のみ症状が出なくなっているだけです。
数日程度であれば、シノギが継続できるかも知れませんが、長期間は無理でしょう。
よって治す方法ではありません。
しかし、あくまでシノギに過ぎない。
間違った方法③ 同性の仲間と過ごす時間を増やす
「同性仲間とワイワイ過ごす時間を増やすこと」もよく耳にする言葉です。
一時的な失恋であったり、非常に軽い恋愛依存症であれば、これで軽減されます。
しかしこれは、「健全な人が失恋から立ち直す方法」です。
ある程度の症状が重い方にとっては、ただのシノギに過ぎません。
また、理解が無い友人にうっかり相談してしまい、「そんな男いいかげん別れなよ!」などと言われてしまったら逆効果で、反発心から恋愛依存症が悪化してしまいます。
いずれにせよ根本的な問題は何も解決していませんので、何も変わらないでしょう。
向き合わない限りは、ただのシノギに過ぎない。
間違った方法④ 占い・スピリチュアル・宗教にすがり、逃避する
上記3つは、可愛いものなので一時的にやってしまっても、症状が悪化するのは限定的です。
安心して下さい。
あなたが仮に3つすべてをやっていても恋愛依存症を治し、健全で幸せな恋愛・結婚をすることが出来るようになります。
しかし、占い・スピリチュアル・宗教にのめりこみ逃避してしまったら恋愛依存症の回復は大幅に難しくなります。
恋愛依存症の人がこれら3つにのめり込むと、人生が破滅する危険性があります。
(単体では悪くないものもありますが、恋愛依存症者がやると破滅的な結果になる可能性が急激に高くなります。お酒やギャンブルそのものは悪くなくても、回避依存症者が、ギャンブルやアルコールと交わると依存症になってしまう可能性が高くなるのと同じです。)
詳しいことを書くと長くなるので、詳細はいつか書きますが、「恋愛依存症×空想の世界」の相性は最悪なことだけは覚えておいて下さい。
相性は最悪なのに、復縁したい場合などは現実から目をそらし、空想の世界に逃げ出したくなるので、のめりこむ人が多いという、とても悲しい現実があります。
もちろんハマってしまった方を責めているわけではありません。
人は大きな悲しみに襲われた時に何かにすがりたくなるのです。
多くの場合数十万~数百万円ほどの大金を失って私の元へ相談に来ます。
借金してしまった方も珍しくありません。
要は、違う依存対象を見つけて依存し、現実逃避しているだけなのです。
もちろん、根本的な問題は何も解決していませんので、気分が高揚したり、一時的に前向きになるだけで、現実は何も変わらないでしょう。
恋愛依存症を治すのは、早ければ数ヶ月程度で症状を改善させることは出来ますが、これらにのめり込むと少なくても、数年以上の時間とエネルギーが必要になります。
恋愛依存症の回復どころか、逆効果なので、遠回りになる。
人もお金も失ってしまい破滅する危険が高い。
恋愛依存症を根本から治す方法は、”不幸になる呪いを解くこと”
それでは、恋愛依存症を根本から治る方法をお伝えします。
それは
・・・
あなたにかかっている
“不幸になる呪い”を解くことです。
「え、不幸になる呪い??」
「なにそれ??」
と思っていることでしょう。
簡単に説明します。
不幸になる呪いとは?
不幸になる呪いとは、「家庭環境によって培われてしまった間違った人との接し方、自分の価値感、歪んだ考え方、トラウマ」のことです。
呪いは無数にありますが、代表的かつわかりやすいのが
・・・
「私は、自分を愛することなんてできない」
「自分は幸せになんてなれるわけがない」
「私は価値がない人間だ」
と
“確信している”こと
です。
この質問がYESなのであれば、あなたに不幸になる呪いがかかっています。
これだけだとわからないと思うので、以下に続きます。
恋愛依存症の原因は、あなたの幼少期にある
ズバリ言ってしまいますが、あなたが恋愛依存症になってしまった原因はあなたの幼少期にあります。
(幼少期でない場合もありますが基本的に)
あなたが温かくて健全な家庭で育ったのであれば後述するように別ですが、恋愛依存症を発症する大半の方は、望ましくない家庭環境で育っています。(いわゆる機能不全家族)
・私は家庭環境が悪かった
・父と母はいつも喧嘩をしていた
・家族で依存症の人がいた
・日常的に殴られていた
・ダメな子と日常的に言われていた
・条件付きの愛情で育てられていた
などなど
心当たりがあるのであれば、恋愛依存症になってしまった原因は家庭環境になります。
実際恋愛依存症のチェックリストを見てみましょう。
例えば
「6.自分が我慢してでも彼に合わせてしまう」
があります。
恋愛依存症チェックリストでも当てはまる方が多い番号です。
では、なぜ自分が我慢してでも彼に合わせてしまうのか?
それは、「幼少期から親の顔色を伺っていたり、自己主張できない家庭環境で育ったため」です。
例えば、父親が暴力をふるっていたり家庭内にいわゆる問題児、トラブルメーカーのような存在がいれば、親の顔色をビクビクしながら過度に伺うようになってしまっても仕方ないでしょう。
そして問題なのは、成人して大人になっても、そのまま他人の顔色を過度に伺うようになってしまうことです。
一種の人間関係の癖です。
癖なので意識しない限り続きますし、そもそもほとんどの方は”人の顔色を伺うのが当たり前”のようにな認識でいるので、悪い癖であると言う自覚すらありません。
そんな女性が恋人が出来たとします。
すると、恋人の男性を相手にしても同じように過度に顔色を伺うようになってしまうのです。
癖ですし、本人は当たり前だと思っていますから。
そして相手の機嫌を伺ったり、自分は我慢をして相手に合わせようとします。
となると、恋愛依存症チェックリスト6番に自然と当てはまるようになります。
この流れですが、イメージできるのではないでしょうか。
次に
「14.必要とされたい、必要とされるほど、生きがいを感じる」
も見ていきましょう。
「彼から必要とされたい…」と強く願う恋愛依存症女性も多いです。
もちろん誰でも嬉しいものですが、生きがいまではいかないものです。
ではその方の家庭環境はどうかというと、一例として、
・親から全く褒められたことがない
・いつも近所の子供と比較されていた
・お前はダメだといつも叱られ言っていた
など幼少期に、強い自己否定をされている方が多いです。
強い自己否定をされるとどうなるかと言うと、自分の存在意義がわからなくなります。
「私は生きてていいんだろうか」
「私は存在していていいのだろうか」
「誰かから必要とされたい…」
このように思う事は想像しやすいでしょう。
そんな否定されて当たり前の自分が一時的にでも彼から強く必要とされる事は、救いのような大きな喜びと高揚があるのです。
しかし、時間が経てば、必要とされている感覚はなくなってしまいます。
ですので、彼から必要とされることを過度に求めてしまったり、今後も継続して必要とされ続けなくてはならないのです。
逆に全く必要とされていなかったり「昔はあんなに必要としてくれていたのに今は放置されている…」と言う状態であれば激しい不安と悲しみに襲われる事でしょう。
その結果「必要とされたい、必要とされるほど、生きがいを感じる」にチェックがつき恋愛依存症となるのです。
このように無数に書くことができますが、以上のように家庭環境と恋愛は非常に密接な関係なのです。
ここまで読んで
「なるほど、確かに家庭環境と恋愛は関係しているのかもしれない」
「あーちょっと心当たりあるかも」
「正直、心にグサグサきてるー」
と思っていただければOKです。
以上、一例ですが、
環境によって培われてしまった間違った人との接し方、自分の価値感、歪んだ考え方、トラウマのことを、私は、”不幸になる呪い”と呼んでいます。
そしてこの”不幸になる呪い”を解除することが、恋愛依存症改善、克服となるのです。
不幸になる呪いは強力なので、意志の力では対抗できない。
不幸になる呪いは強力です。
強力なので、簡単な努力や意思の強さで何とかなる問題ではありません。
例えば先ほどお伝えした顔色を伺ってしまうと言う癖であれば、「じゃあ顔色を伺うようにしなきゃいいじゃん!」と何もわからない方を言うかと思います。
しかしそんな甘いものではありません。
言われて簡単に顔色を伺う癖が治ってしまえば、皆さんこんなに悩んでいないのです。
実際
「彼の顔色を伺ったり我慢して全部彼に合わせてしまいます」
「ではそれは良くないのでやめてみましょうか」
「はい!やめられました!もう一切我慢しなくなり、彼に何でも言っています!」
なんてなった事は1度もありません。
ここまで読んでいるあなたならわかるはずです。
またトラウマになっている場合もあります。
例えば、「親がアルコール依存症で暴れて日常的に殴られていた」などの出来事があれば、脳がトラウマとして記憶しています。
殴られるのは痛いので同じ目にあいたくないと誰もが思います。
すると、同じ目にあいたくないので
自分を守る術として、
過度に顔色を伺ったり、相手の気持ちを読んだり、おだてる技術を身に付けるのです。
「トラウマから身に付けた技術」と言うものはそう簡単に修正できるものではありません。
強力ですから。
意志や根性では太刀打ちできず、アリとゾウが戦うようなものです。
ですから、呪いの解除には繊細な手順が必要です。
家庭環境以外でも不幸になる呪いが、かかる事はある
症状が重い方ほど幼少期の家庭環境が原因で不幸になる呪いがかかっています。
ですが家庭環境以外でも呪いがかかることはあります。
過去のインパクトが大きい恋愛体験であったり、パートナーが回避依存症なのであれば、呪いにかかり、恋愛依存症になることもあります。
いずれにしても、不幸になる呪いはかけられていますので、解くことに変わりありません。
改善は可能
ここまで伝えると、後ろ向きな気持ちになるかもしれません。
ですが、恋愛依存症改善、克服は可能です。
問題解決の基本ですがなってしまった原因にメスを入れる事です。
お伝えしたようにあなたが家庭環境が悪く、なおかつ現在恋愛依存症なのであれば、ほぼ間違いなくあなたが恋愛依存症になってしまった原因は家庭環境になります。
つまり家庭環境によって培われてしまった間違った人との接し方、自分の価値感、歪んだ考え方、トラウマなどを修正することができれば恋愛依存症を改善します。(私は不幸になる呪いと呼んでいます)
逆に言えば、恋愛依存症の方が、家庭環境とリンクした、自分自身の歪んでしまっている部分(不幸になる呪い)と向き合わずに改善する事はほぼありませんし、ごくわずか数%しか改善しないと言っても過言ではありません。
ましてや仕事や趣味に一生懸命になることなど恋愛依存症改善ではなく、気を紛らわしているだけです。
力を入れる部分や、努力する方向を間違えてしまうといつまでたっても改善しませんので、力を入れる部分を見極めることです。
“不幸になる呪いの解除方法”具体的な手順は、1冊の電子書籍でまとめています。
不幸になる呪いの解除方法、恋愛依存症を回復するための具体的な手順と方法は、電子書籍にまとめています。
12万文字以上で執筆も追記期間も含めて、9ヶ月以上かかりました。
以下の方法は、ご相談頂いた女性皆さん実践し、結果が出ているものです。
内容が濃く、内容に絶対的な自信がある本物の内容です。
「本気で恋愛依存症を治したい」と思っている人だけお読み下さい。
⇒ 恋愛依存症を治すための3つのSTEP~つらい恋愛から幸せな恋愛をするための37ツール
まとめ
よく耳にする恋愛依存症を治す方法の間違った方法4つをお伝えしました。
最初の3つは、可愛いものなので、やってしまっても症状が悪化するのは限定的です。
誰しも通る道なので、安心して下さい。
しかし、4番目の空想の世界への逃避だけは、やってしまうと取り返しがつかないことに繋がります。
恋愛依存症を根本から治す方法は、あなたにかかっている”不幸になる呪い”を解除することです。
家庭環境が悪いと言う心当たりがあれば間違いなくそうです。
この呪いがかかっている限り、車で言えば、ブレーキのような働きをしているので、どんなにあなたが他の努力(車のアクセル)を一生懸命したところで前に進みません。
ですので、まずはあなたにかかっている”不幸になる呪い”を解除することです。
“不幸になる呪い”を解除すれば、恋愛依存症を回復させることができます。