尽くしすぎて振られる理由を尽くされた男性側が完全説明する。

相談者Aさん:「私、彼氏ができるととことん尽くしちゃうんです。」

「でも、こんなに尽くしているのにいつも振られてしまうんです・・・」

「振られなかったとしても彼がどんどんワガママになって、ヒモみたいな関係になってしまって、、」

「自分でも尽くしすぎて過ぎてしまうのはわかっているんですけど、辞められません。」

私は、一体どうすればいいのでしょうか・・・?

 

しれのです。お答えします。

好きな人に尽くしたいという気持ちは女性なら誰でもあるので自然なことです。

しかし、なぜ過剰なまでに彼を甘やかしたり、彼に尽くしてしまうのでしょうか?

そんな「尽くさずにはいられない女性の心理」と、「尽くされた側の男性の本音」を経験者としてお答えします。

(男性側とブログタイトルにしておりますが、私は尽くしてしまう立場でも経験しております)

目次

尽くしすぎてしまう女性は、自分に自信が無い。

尽くしすぎてしまう女性は自分に自信がありません。

  • 「ありのままの私では彼から好かれないんじゃないか?」
  • 「頑張らないと、きっと私はフラれちゃう・・・」
  • 「彼のために何かしなければ私は必要とされないんじゃないか?」

このように慢性的に不安を抱いています。

自分に自信が無いので、「見捨てられること」を恐れているのです。

彼に尽くせる優しい彼女になれば彼から愛されるはず!

そんな自分に自信が無い女性ですが、尽くしたり優しくすれば彼が必要としてくれることを学習します。

実際に多くの男性は、優しく尽くしてくれる女性を求めています。

こうして「彼に尽くせる優しい女になれば、彼も愛してくれるはず!」という結論に達します。

褒め言葉に弱く、必要とされていることに飢えている。

「彼は私を必要としてくれてるのかな??」

尽くしすぎる女性は必要とされることに飢えています。

その証拠に

  • 「お前が必要だ!」
  • 「お前じゃないとだめなんだ!」

女性なら誰でも嬉しいですが、このようなセリフにめっぽう弱いです。

尽くしすぎて振られる女性の6つの恋愛サイクル

では実際に尽くしすぎて振られる女性の恋愛サイクルを、男性心理と共に順番に説明していきます。

尽くしすぎて振られる女性は、驚くほど同じ恋愛サイクルを踏んで恋愛が進行します。

では、サイクル1から順番に説明していきます。

サイクル1、自分で自分の存在を肯定できないので、他者から承認と愛を求める。

尽くしすぎてしまう女性は自分で自分の存在を肯定できません。

自分に無価値観を抱いています。

そのために他者から承認をもらうこと、愛をもらうこと、必要とされることで自分の存在を肯定しようとします。

最も簡単で効果があるのが、彼に尽くすことです。

男性側も「優しく尽くしてくれる女性だ!」と初めは間違いなく歓迎されるでしょう。

サイクル2、必要とされることで「心が満たされた感覚」を味わう。

こうして彼に尽くし、必要とされたことで「心が満たされた感覚」を味わいます。

  • 「彼が必要とされて嬉しい!」
  • 「尽くせば彼も優しくしてくれる!」
  • 「見捨てないでくれる!」

一番心がルンルンで満たされているときでしょう。

サイクル3、常に必要とされたいために「尽くしすぎてしまう」

尽くすことで「心が満たされた感覚」を味わった女性ですが、この効果は一時的です。

少し時間がたてばすぐに自己否定感が出てきて、すぐに自分の存在を肯定できなくなります。

 

ですので、再び彼に尽くすことで自分を満たそうとします。

尽くしすぎる女性にとっては、必要とされること=エネルギー源になっているのです。

そのエネルギーをもらうために一生懸命尽くすのです。

結果的に過度に尽くしてしまうことになります。

サイクル4、尽くしていないと安心できない、必要とされないと不安など共依存状態に陥る

尽くしすぎる症状がさらに進むと完全な共依存状態になります。

  • 会っていない時でも彼のことばかり考えてしまう
  • 常に彼中心で物事を考えてしまう
  • 必要とされていないと何もする気が起きなくなる

などの共依存の症状が出てきます。

そのためにさらに彼の尽くすことで自分の空虚感を埋めようとします。

4-1、「尽くしすぎて疲れた・・・」と思ってもやめられない

女性自身でも尽くしすぎているのはわかっています。

  • 「尽くしすぎて疲れた・・・」
  • 「どうしてこんなに尽くしてしまうんだろう??」

と本当に思っています。

しかし、必要とされないと気分の落ち込みに襲われてしまうので、自分で辞められません

  • アルコール依存症患者が、飲んではいけないとわかっているのにお酒を飲まずにはいられない。
  • ギャンブル依存症患者が、やってはいけないとわかっているのに、パチンコをやらずにはいられない。

対象が違うだけで、他の依存症と同じ原理です。

サイクル5、過度に尽くしているので、彼が精神的負担を感じ、距離をとろうとする。

過度に尽くしてくる彼女に、彼は精神的に疲労を感じるようになります。

求めてもいないのに尽くされるというのは、精神的にプレッシャーを感じるのです。

結果的に彼が距離をとろうとします。

5-1、愛を計算しているのが言葉にしなくても伝わってくる

全員ではありませんが、多くの女性が愛を計算して尽くしています。

「私はこんなに尽くしているのだから愛してくれるよね?」

「こんなにしているのだから見捨てないよね・・・??」

言葉で直接言われたわけではありません。

しかし、男性側も一緒にいるのですから言葉にしなくても伝わってくるのです。

(思い込みではなく確信があります)

強烈に出ている人もいましたが、控えめに出ている人もいるので個人差はあります。

これらの感情に男性側はエネルギーを奪い取られてしまうのを感じ、逃げ出したくなります。

わざと悪い言葉で言ってみますが

「なんだ、自分が愛されたいから愛を計算して尽くしてるんじゃん」

「好かれたくて、嫌われたくなくて、見捨てられたくないから尽くしているのねー」

「自覚があるのかないのかわからないけど、言葉にしなくても伝わってるんだよね。」

という感情です。

5-2、「私尽くしちゃうんです」と言う女性は、実際尽くしていません。

「私尽くしちゃうんです」と言う女性の9割は、尽くしていません。

「尽くしていないと不安」「必要とされたい」そんな自分の要求を満たすために、勝手に世話をしてるのです。

そして自分本位なので、彼は面倒だと思い拒否を示すと「ひどーい」と被害者面します。

要は、自己都合の献身なのです。

自分本位で尽くしてくる女性に、男性はうんざりして精神的疲労を感じ、エネルギーを奪われる感覚に陥ります。

5-3、放っておいてくれない

尽くしすぎる女性は、彼を放っておくことが出来ません。

常に自分が必要とされていないと不安なので、当然でしょう。

しかし、自分を自由にしてくれない男性側としたらストレスでしかありません。

サイクル6、彼がわがままになることで釣り合いをとり交際が継続する。or 彼が別れを告げる

尽くしすぎる女性に対して、男性が取る行動は基本的に2つしかありません。

6-1、彼がわがままになることで釣り合いをとり交際が継続する。

相手が必要とされたい願望から甘やかしてくるので、わがままになる場合です。

共依存女性とは、ある程度わがままにならないと一緒にいることが出来ません。

自然と態度もえらそうになり要求も増えていきます。

女性側も「尽くしすぎて疲れた」「彼がわがままで・・・」と言いながらも、深層心理では「常に尽くしていないと気分の落ち込みに襲われてしまう」ので、これで釣り合いがとれています。

この心理を知らない世間では、男性側が一方的に加害者扱いされますが、完全に間違っています。

6-2、彼が別れを告げる

甘やかされることや、わがままになることに罪悪感を感じる男性は、別れを選びます。

「○○は本当に優しくて尽くしてくれるんだけどさ・・・」など歯切れが悪い口調で告げることが多いでしょう。

本音で言ったとしても「重い。疲れる。」ぐらいでしょうか。

 

健全な男性は、

「一緒にいて楽しい」

「一緒にいて癒される」

「安心する関係」

を求めていますが、尽くしすぎる女性と一緒にいては、癒されるどころか逆に疲れてしまいます。

考えた末別れを選ぶのは自然のことです。

これが尽くしすぎて振られる典型的な理由です。

まとめ:典型的な尽くしすぎる女性の恋愛パターン6STEP

まとめるとこのような流れになります。

サイクル1、自分で自分の存在を肯定できないので、他者から承認と愛を求める。

↓ ↓ ↓

サイクル2、必要とされることで「心が満たされた感覚」を味わう。

↓ ↓ ↓

サイクル3、常に必要とされたいために「尽くしすぎてしまう」

↓ ↓ ↓

サイクル4、尽くしていないと安心できない、必要とされないと不安など共依存状態に陥る

↓ ↓ ↓

サイクル5、過度に尽くしているので、彼が精神的負担を感じ、距離をとろうとする。

↓ ↓ ↓

サイクル6、彼がわがままになることで釣り合いをとり交際が継続する。or 彼が別れを告げる

 

以上が典型的な尽くしすぎる女性(共依存女性)の恋愛パターンです。

尽くしすぎる恋愛から普通の恋愛をできるようになるには?

軽症であればこれらを意識して自分自身で見直していけば、尽くさずにはいられない恋愛から卒業できます。

しかし、幼少期に虐待などの機能不全家族で育った、自己否定感を植え付けられた、愛を与えてもらえなかった家庭で育った場合は、以下のように原因を追求し、自己否定感の改善が必要になります。

「ありのままの私では愛されるわけがない」と信じているのが原因

では、「尽くしすぎてしまう原因」を掘り下げて追及していきましょう。

原因の一つとして、

  • 「ありのままの私では彼から好かれないんじゃないか?」
  • 「彼のために頑張らないと、私はきっと見捨てられてしまうのではないか?」
  • 「彼のために何かしなければ私は必要とされないんじゃないか?」

と信じているのが原因です。

あなたも実際上記のように思っていませんか?

 

どうしてそう思っているのか?信じているのか?

もう一段階深く掘りましょう。

では、なぜあなたは

  • 「ありのままの私では彼から好かれないんじゃないか?」
  • 「彼のために頑張らないと、私はきっと見捨てられてしまうのではないか?」
  • 「彼のために何かしなければ私は必要とされないんじゃないか?」

このように思っているのでしょうか?

 

・・・・

 

わからないのであれば、多くは家庭環境と初期恋愛にあります。

 

例えば、

  • 父親が亭主関白でいつも母親が尽くしたり、何もかも世話をしていた。
  • 母親から暴言など人格否定の言葉を日常的に受けていて、強い無価値観を抱いている
  • お金は必要以上に与えてもらったが、無干渉・無関心で育てられた。

ひとつの代表ですが、このような家庭だと自分に無価値観を抱きやすく、人に尽くすことで承認を求める共依存恋愛に陥りやすくなります。

もし、あなたがこのような機能不全家族で育っているのなら無価値観を抱くように一種の洗脳をされているような状態です。

この一種の洗脳状態を改善しなければ、今後も同じような恋愛を繰り返してしまうでしょう。

尽くしすぎる女性の恋愛相手は回避依存症の男性になりやすい

尽くしすぎる女性が恋愛相手になりやすいのが回避依存症の男性です。

実際私もそうでしたが、自己否定感があり弱気で言うことを聞いてくれる女性はコントロールが楽ですので、自然と惹かれやすいのです。

(最終的には悲劇になってしまう関係ですが)

もちろん全員が全員ではありませんが、その傾向があるのであなたが尽くしすぎてしまう女性ならば一度回避依存症男性の特徴をチェックしてみるといいでしょう。

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