「愛されたい。」
多くの人が思っていますし、あなたもそう思っているかもしれません。
少し思う程度なら問題ありませんが、この愛されたい願望があまりに強いとどんどん不幸になっていきます。
目次
愛されたいから人に合わせたり尽くそうとする
実際に愛されたい願望が過度に強いとどうなるでしょうか?
人に合わせようとします。
人に尽くそうとします。
なぜなら、人の喜ぶことをすれば、感謝され喜ばれますからね。
「そうすれば私は好きになってもらえる。」
「愛してくれる。」
「必要してくれる。」
という思考です。
すごくシンプルな考え方です。
一見、間違ってないようにも思えます。
実際親切で優しい人は、良く思われますからね。
しかし、「愛されたいから何もかも相手に合わせて尽くそうとする」という自己犠牲を伴うことになると必ず不幸になっていきます。
利用する側に見抜かれて、狙われる。
「愛されたいから何もかも相手に合わせて尽くそうとする」という自己犠牲的献身になってしまいますと、利用する側に見抜かれます。
わかりやすい例をあげてみますが、俗に言うと、ダメンズの男性に狙われます。
(回避依存の搾取者やモテ男ですね。)
「こいつは何でも言うことを聞いてくれる」っていう雰囲気を見抜かれ、搾取されます。
「雰囲気なんかでわかるの?」
と思うかもしれませんがわかります。
こういう男性の嗅覚と感覚は優れていますし、過去に何人も経験していますので過去の女性と同じような雰囲気の女性を探すだけです。
私は今でも街中を歩くだけで、わかってしまうこともありますし、写真1枚あれば判別できる場合もあります。(すごく出る人と出にくい人がいるので、100%ではありません)
ダメンズの男性が悪いことは間違いのないこと
ダメンズの男性が悪いことは間違いのないことです。
そんなの当たり前です。
しかし、残念ながら利用される側にも何かしら狙われる要因があるのです。
一度だけならまだしも2回や3回あったら要因があるのは間違いありません。
男のせいにしてしまうと同じ過ちを繰り返す
ダメンズの男性が悪いことは間違いのないことですが、ここからが問題です。
利用される側の女性が、「被害者」という立場なのですべての責任を男にかぶせ自分は何も悪くないと開き直ってしまうことが問題なのです。
「私、男運悪いんだよねー」という言葉が一番典型的でしょう。
「私は被害者、私は何も悪くない」と完全に被害者として自分の責任を放棄してしまうのです。
だから何も反省をしない。
だから同じことを繰り返してしまう。
ここが核心になります。
どうしてそこまで尽くしてしまうのか?
過度に尽くしてしまうという典型的な例を挙げますと、「風俗で働いてまで貢いてしまう」というパターンがありますよね。
どうしてそこまで?と不思議に思う方が一般的には多いようです。
身体的にも精神的にも非常にリスクが高い仕事ですからね。
しかし、これも過度の愛されたい願望が主な要因です。
むしろここまでひどいことをしているのだからもっと愛されるはずだ。と過酷な環境下でも耐えることができてしまいます。
搾取する側は、相手の様子を伺いつつ、限界の状況まできたら、「私は愛されているんだ」と一時的に被害者の愛されたい願望を満たしてあげることで回復を図ります。
一時的にも愛されたい願望を満たしてあげることにより、再び劣悪な環境でも絶えることができてしまいます。
後はループです。
詳しい説明は不要でしょう。
搾取される男性と搾取される女性の完成
こうしてよくある搾取する男性と搾取される女性の構図が出来上がりました。
搾取する側が悪いのは当たり前です。
しかし、こうなってしまう原因は「愛されたいから何もかも相手に合わせて尽くそうとする」という、女性側の過度の愛されたい願望にありました。
「過度の愛されたい願望」を生みだす過去のトラウマの原因2つ
強い愛されたい願望は過去のトラウマが原因です。
大きく分けて主に3つの原因があります。
1.親からの愛情不足
最も多いのが親からの与えられなかった愛情を異性に求めてしまうタイプです。
本来与えられるべき親からの愛情を与えられなかった場合、こうした強い愛されたい願望が生まれます。
2.過去の恋愛
もうひとつは過去の恋愛経験でひどく傷ついたことがある場合です。
ひどく傷ついた恋愛は、「過度の愛されたい願望」を生み出してしまうことがあります。
ちなみに、過去の恋愛を引きずっていると、過去の相手と同じような相手にしか惹かれなくなります。
ですので、ダメ男を引きずっている限り自然と惹かれるのはダメ男だけになります。
3.その他、過度の愛されたい願望を生み出した出来事
その他、過度の愛されたい願望を生み出した出来事です。
人生観を左右するほどのインパクトがある出来事がきっかけで、執着する可能性はあります。
愛されたい願望が無ければ自己犠牲的なことはしない。
逆に愛されたい願望が無ければ、過度に人に尽くしたりするなんてありえません。
もちろん
「人に愛されたい願望をなくしましょうー」
「自分で自分を愛してあげましょう」
みたいな無神経なことを言うつもりはありません。
そんなことを言って治るのなら、あなたはこんなに悩んでいないはずです。
ただ、もしあなたが過度の愛されたい願望を持っているのなら、それは不幸を招いてしまう原因である可能性が極めて高いという事だけ自覚してみて下さい。
自覚するだけならできるはずです。
実際搾取する男性が狙うのは「愛に飢えている人」です。
愛されたい願望がない人は、嫌なことは嫌と言いますし、顔色を伺わずに言うことが出来ます。
ましてや、自分を犠牲にして相手に尽くしたりすることはしません。
そんな人だったらダメンズの男性はさっさと離れていき、相手にすることはありません。
「どうして自分を犠牲にしてまで愛されたいのか?」
「あなたはどうしてそこまで愛されたいのか?」
「なぜ自分を犠牲にしてまで愛されたいのか?」
それの原因を突き止める必要があります。
今起きている恋愛の問題は枝葉です。
枝葉をいくら切っても根っこである「過度の愛されたい願望」の傷を解消しなければ、相手を変えて同じことを繰り返します。
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